Magic the gathering グランプリ名古屋 での Rebecca Guay サイン会 および 原画の考察

昔(10年以上前)にMagic the gatheringにハマっていた事が有った。
俺の卒業した中学は、長崎にあって、別名「陸の孤島」と呼ばれる、私立のほぼ全寮制の学校だった。
で、外出がなんと週に一回!しかできなかったから、帰宅部の俺は、時間があまってあまってしょうがなかった。
そんなわけで、ある日友達が持ってきた英語で書かれたうさんくさい絵柄の外国のカードゲームに必然的にハマってしまった。
確か四版が出始めた頃で、Mirage、AllianceやHome Land、Fallen empire、Chronicles、探せばRevisedもまだうっていた。
明らかに全国的な流行よりも早かったが、原因は長崎市街にこのような外国のゲームを取り扱う玩具屋があったからだと思う。
中学生なので、当然英語はできないが、そこは辞書を片手に必死て勉強。
ルールも公式プレイングガイドとかみて勉強。
カードのレアリティとか全くわからなかったので、シャークトレードやったりやられたりという状態だった。
でも、楽しかった。禁止カードとか関係なかったので、Hymn to Tourach打ちまくり状態だった。
中学卒業して環境が変わり、次第に周りにやる人がいなくなり、勇気を出してカードゲーム屋に足を運ぶと
「濃いおじさん」が甲高い声で早口でしゃべっていて絶望し、結果、新しいセットが出るとネットで絵柄と能力をみて満足するという状態になっていた。
そんな自分でもRebecca Guay女史の名前はAllianceでKaysaを引いた時から知っていて、Kev WalkerやChippyと同じく大好きなMTG絵師の一人だった。
そんな大好きなRebecca Guay女史がGP名古屋に来られるというので、サインをもらいに、老骨に鞭を打って吹き上げホールに行ってきた(実際はチャリで20分)。
万が一Kaysaの原画が有った場合の事を考えて、20万円銀行でおろしておいた。
また、サイン用にKaysaとPersecute Artistを通販で買っておいた。
会場に到着後、他には目もくれず、サインブースに向かうと、そこには長打の列が。
しかも、もう第一部サイン会の締め切りは終わっているとの事。
仕方がないので、第二部サイン会に並ぶ事にする。
まだ、開始まで結構時間があったので、物販ブースを見回る事に。
生まれて初めて見る生Black Lotusに少し興奮しつつ、Rebecca Guay女史の複製原画(プリント)を買う。
大が4000円で小が2000円だったので小をえらんだ。
絵柄は苦花を選択。ほかの絵柄としてはRebecca Guay女史が書いた有名なものはほとんど用意してあった(ガイアの祝福やセラの天使などなど)。
で、12時30頃から第二部のサイン会に並び、15時30分頃には、無事にRebecca Guay女史のサイン卓の前まで来る事ができた。
で、サイン卓の上には、複製原画とアーティストプルーフと、なんと原画が置いてあった!!
通訳のお姉さんに「これ原画?」と聞くと、そうですよと。
Kayasaが無いか探すが、残念!無い!
しかし、「ここで買わないと、一生買えないかも!でも、新しいカードの絵柄は分からん!」と慌てつつ慎重に吟味。
日本的な雰囲気のものを一枚選択した。お値段172000円なり。
意を決して「これください」と通訳のお姉さんに言ったときのびっくりした顔が印象的だった。
で、172000円財布から出したとき情けなくも手が震えてしまった。緊張と明日からの生活どうしよう的な意味で。
おまけに、流れ作業的にサイン卓のRebecca Guay女史本人の前に立った時は、緊張で何も言えず。
Rebecca Guay女史は何か言っていたけれど、英語だから分からんし...
ただ、通訳のお姉さんが、「『これは私のお気に入りの一枚です』っていってますよ」と教えてくれたのは覚えてる。
そして、流れ作業&嵐のようにサイン会は終わってしまった。
一緒に写真も撮ってもらったんだけれど、自分、緊張で顔怖いっす。
ただ、確実にRebecca Guay女史は美人&やせ巨乳でした。ハイ。
んで、帰って家でネットで調べてみると、自分が買ったのは「ヒルの祝福」というカードの原画だった。
残念ながら、いまいち人気がないカードみたいだ。
個人的には、日本的で雰囲気で気に入っているんだけれど...
複製原画(プリント)も売ってあったし...
カードの名前が良くないのかなぁ?
ガイアの祝福とセラの祝福の人気があって、ヒルの祝福の人気がないとはどういう事だ!
で、考察なんだが、
MTGの原画の値段の相場という物は一般的に情報が非常に少ない。
そりゃ、山とBlack Lotusの原画の値段を同じように語ろうとは思わんが。
だが、今後の事を考慮して、可能な限り情報を載せとく。
アーティストプルーフ:1000円程度。ただし、原画家によっては、人気のあるイラストには別の値段を付けている事がある。それでも2000円はしない。
複製原画(プリント):だいたい2000円前後。ちなみにRebecca Guay女史だと、小2000円。大4000円。
原画:
ウーナの寵愛→13万円程度
心なごむ詩句→12万円程度
アケノヒカリの注入→16万円程度
秘密を溺れさせる者→16万円程度
コショウ煙→16万円程度
ヒルの祝福→17万円程度
鼓舞の滝→??万円(オークションでは25万円だったが、Rebecca Guay女史がつけた値段ではないので)
さらに、レベッカ杯遠征の記録。という外部サイトを参考にすると
レベッカ杯遠征の記録。
ガイアの均衡→20万円程度
真心のハープ奏者→20万円程度
Kaysa→30万円オーバー
のようだ。
ただ、「ヒルの祝福」の値札を見ると21000$/172000jpyと書いてあったので、
172000円だと1ドル81円換算で計算している事になる。
これは今円高だからであって、
1ドル100円だとすると
ヒルの祝福」も20万円程度なのかもしれない。
どちらにしても、原画を買うときはできるだけ円高のときを狙えというのは重要な事のようだ。
あと、Aleksi Briclotさんのサインも、もちろん頂きました。